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こんにちは、ほろろです
今日はフェルマーの料理第7話の考察と振り返りをしていきます
毎週惜しみなく次々と真実が明るみになっていく本作
今回の動画の最後では残された謎をおさらい、考察をします
フェルマーの料理第7話【ストーリーを振り返り】
広瀬への饗応が決まり昏倒する岳
その後も岳は来るその日を悪夢に見てうなされていました
夢では広瀬が料理人として何もなし得られなかった岳を容赦なくなじります
数学者になれなければ料理人になっても何もできないということか?
その光景を見て失望し岳を見限る海
岳の広瀬への苦手意識は生半可なものではなさそうです
現実の海は心配そうに岳を見ていました
当の広瀬はその日を楽しみにしていました
旧友である神楽と岳
二人を助手にして宇宙の真理の扉を開きに行くという野望があったのです
電話越しの神楽に対してそれを熱弁をする広瀬
それを果たすために彼は合理的なプランを口にします
僕らはちょっと結婚してみない?
色気の欠片もないプロポーズに神楽は言葉を失います
それのどこが合理的なのか?
一緒に生活し同じ時間を共有する方が
宇宙の真理の扉を開けるための近道だというのです
広瀬が考える数学漬けの生活には岳も入っていました
そう。合理的であるならば、既存の枠に囚われることは愚かなことなのです
3人での結婚生活を夢見て広瀬は日本に向かって出発します
多忙を極める「K」の調理場に異分子が現れます
目をギョロつかせ岳を探すその男は広瀬
岳の姿を認めると喜びの感情を露わにしギュッとハグをします
岳は驚きに目を丸くします
広瀬は勘違いをしていました
岳が料理人になったのは数学の道を究めるため、だと
岳が数学を諦めたなんて夢にも思っていません
やっぱり最高の助手だよ。岳は
助手という言葉に狼狽する岳
一方的に岳に言いたいことを言い
広瀬は嵐のように去っていきました
岳は自分が数学の道を閉ざしたきっかけこそ
広瀬であったことを「K」のスタッフに話します
それは広瀬の天才性があまりにも突き抜けており
全くついていくことができなかったためでした
戦うステージを変えた岳
認めさせるためには料理で語るしかありません
海や孫六たちに背中を押され岳は決意を改めます
仲間たちと共にパーティーに向けてフルコースをまとめ上げるのです
海が求めるレベルは完璧、それを超えること
岳はその期待を一心に背負います
岳とシェフたちがその日に向けて料理の開発に取り組み始めました
孫六、王、ジョルダン、ペーニャ、蘭菜
皆で意見を出し合いレシピが生まれていきます
岳は全ての意見を否定することなく取り入れていきます
しかし、独りになると途端に自信がなくなり苦悩する日々を過ごしていました
亜由にも転機が訪れており岳に相談したいことがありました
オーストラリアへの留学の話を持ちかけられていたのです
ところが一向に岳と連絡が取れません
岳は亜由の連絡も無視するほどに追い詰められていました
仲間たちが全員納得した試作品を岳は「何か足りない」と評し認めることができません
しかし、仲間たちは全く理解ができず苛立ちます
岳とは見えているものが違う、と自覚しており
そしてあっという間に追い抜かれたことが焦りを生みます
そんな仲間達の感情に気づいた岳
副料理長の布袋は全てを理解し、それでも
自身の武器「数学」で戦え、と岳を鼓舞しました
岳が挑む完璧への道
その道の先で待つ海の表情は悲哀に満ちていました
急激に成長する岳ですが、しかし
彼が辿り着いた頃、自分はもうそこにいないかもしれません
目に涙を溜めながら悔しそうに怒りをテーブルにぶつけました
そんな海に蘭菜は真の目的を問います
つい先日まで高校生だった岳に何を背負わせようとしているのか
岳を後継者にするのか、という蘭菜の推量を否定し
海は隠し事など何もないと強く断じました
「私じゃダメなの?」と身代わりを買って出るも
海はそれに対し何も答えることはありませんでした
岳は壁にぶち当たっていました
数学という武器で多くの閃きを得ても
それを言語化して伝えることができないのです
仲間と一緒に、という岳のこだわりを貫くには
あまりにも大きすぎる弱点です
岳は海にお願いをします
一緒に厨房に立ってくれないか、と
なるほど。海は岳と同じ「見える」人間です
海が岳の見えたものを言語化して仲間に指示する
実に合理的です
しかし、海はこれを拒絶しました
俺はお前に託したんだ。それはできない
自分には先がないこと
それを海は自覚しています
だからここは岳が海の力を頼らずに乗り越えなければならないのです
だけど、それでも
僕は海さんと一緒に料理がしたいです
事情を知らない岳は必死で海の手を取ります
振り払われても再びその手を強く握り頭を下げます
海の表情が憂いを帯びます
いっそ全て打ち明けてしまいたい
僕にはそんな感情が見て取れました
少し声を震わせながら
頑張れ、岳
と強い眼差しで、らしくない素直なエールを送ります
その言葉に岳は勇気づけられ
そして頷きました
岳を見送ると緊張の糸が切れたのか
海は今にも崩れ落ちそうな表情でテーブルに手をつきます
一部始終を見ていた寧々が声をかけました
孤独の道を突き進もうとしていた海を見ていて心配していたのです
しかし、近頃そうではなくなりました
岳君のおかげですね
と言われ海は穏やかに「そうだな」と頷きました
再び、レシピの開発に臨む岳と仲間たち
今度の試作品は今まで最高の逸品です
完成を喜ぶ仲間たち
岳もそれを試食します
孫六に評価を問われた岳
一瞬、言葉に詰まったものの「これでいきましょう」と頷きます
しかし、どうやら納得していないようです
それを表情筋の奥底に閉じ込め
とりあえずの完成の喜びを仲間と分かち合いました
その日の夜、亜由が岳と海の家を訪ねてきました
連絡が取れなかったので直接会いにきたのです
亜由は海外留学を勧められていることを打ち明けます
「行った方がいいかな?」という誰がどう見ても
これは引き留めてほしいのだろう、と察する質問に
「寂しいけど」の前置きもなしに
「うん、行った方がいいよ」と即答する岳
亜由はその態度に失望します
もう岳にそういうの期待しちゃダメなんですよ
岳は黙りこくって亜由のことを見つめます
その視線は一点に注がれていました
「また数字でも見えてんのか」と茶化す亜由でしたが
岳は「魚見さんしか見えてない」とドキリとする一言を放ち近づきます
慌てる亜由
しかし、岳が衝撃的な欲望を口にします
「これ、欲しい」
彼が手に取ったのは亜由の着ているパーカーでした
「冨嶽三十六景」を模したイラストがプリントされています
数分後、亜由はそれまで岳が着ていた服を着させられ家を出ました
それは互いの健闘を讃え合ったサッカー選手がユニフォームを交換する儀式の様
最後に振り返った亜由
そこには見送りもせず戦利品を手にホクホクと居間に戻っていく岳がいました
亜由はため息を吐きながらも
まだ岳の体温が残るパーカーの匂いを嗅ぎました
……ツッコミどころすげぇな、この一連の流れ
その頃、海の体に異変が生じていました
淡島亭で夜食を振る舞っている最中に倒れたのです
翌朝、海は淡島亭で寝かしつけられていました
そこに白衣姿の淡島が現れます
大方の予想通り、淡島は医師でした
食事中ではないので半裸ではありません
海の体は限界でした
ただの味覚障害だけではないようです
心配する渋谷は「もう料理をやめろ」と愛弟子を諭します
海は神を超えることを諦めるしかないのでしょうか
「K」では蘭菜がひとりディナーの仕込みをしていました
そこに海が普段着のままやってきました
短期間ですっかり心身共に疲弊した海
蘭菜に話しておきたいことがありました
先日、後継者が岳であることを否定しましたが
それを撤回するというのです
蘭菜は「そう」と頷くことしかできませんでした
そして名残惜しそうに調理場を撫でた海を心配そうに見送りました
迎えたパーティー当日
「K」で留守番をする蘭菜以外の面子はホテルで料理の腕を振るいます
岳はその中心でテキパキと指示を出します
その表情にはまだ緊張があります
そんな岳に孫六が励ましの声をかけます
岳は力強く頷きました
いい連携が取れています
会場では広瀬がグミをがぶ飲みしていました
料理には一切手をつけていません
それを見た神楽がドン引きします
岳がやってきて料理の紹介をしますが広瀬はこれを拒絶します
食生活にも合理性を求める広瀬
栄養はサプリメントで補うので食事は糖分さえ摂れればそれでいいのです
そんなことより自分の助手として一緒にブリンストンに行こうと言います
岳の話など聞く耳を持ちません
数学の天才を前に心を砕かれた岳
失意のまま調理場に戻りました
仲間たちは諦めるなと岳を叱咤激励します
料理に興味のない人間にどう食べさせるか
その難問にいつも通り挑戦すればいいだけのこと
という孫六の考え方に感心します
スーツ姿の海も現れ岳を鼓舞します
お前にしかあいつに伝えられないことがあるだろ?
その時、アイディアが湧き出てきました
岳は富嶽三十六景のパーカーを思い出します
そうか、自分があのパーカーを欲しがった理由はこれだったのか
岳の戦いが再び始まります
完璧を超えたいです
改まって海に宣言した岳
海は「超えるぞ」と自分に言い聞かせるようにジャケットを脱ぎます
「これが最初で最後だ」とネクタイを緩めます
岳は念願が叶うことを悟りました
海が厨房に立ちます
二人の天才が織り成す息のあったコンビネーション
仲間たちにもより一層の気合が入ります
岳は海にも臆することなく指示を出します
海も所々助言を送るもののあくまで「脇役」に徹します
調理の最中にもグングン成長をしていく岳
脇役だったはずの男の成長に海の唇の端が少しだけ上がりました
再び広瀬の前に岳が現れます
つまらないという気持ちを隠そうともせず、ただただそこに座っていた広瀬
しかし、岳が用意した逸品を見て目を見開きます
神楽も驚いた表情で立ち上がり何かを数えます
フィボナッチ数列
その神楽の呟きを聞いて岳は満足そうに頷きます
そこから連想されるは黄金比
それは人が最も美しいと感じるバランスの比率です
数学的な美しさを料理にあしらい、広瀬の心を鷲掴みにしたのです
黄金比のバランス配分比率「1:1.618」の前に広瀬は「美しい」と蕩けた声を出します
岳に勧められ料理をそのまま手に取る広瀬
初めて知る美食の感動に「美味しい」と打ち震えます
賞賛する広瀬に岳は言います
自分だけではなく仲間と一緒に作り上げたのだ、と
そうか、と幸せそうな表情を浮かべる広瀬
全ては伝わったのです
広瀬は料理を否定したことを謝罪します
料理も数学に繋がっている、彼はそのことを見落としていました
岳もまた天才だった
自分の助手をする必要なんてない
広瀬は掛け値なしに岳を褒め、対等な相手として認めました
真理の扉へ到達する道は1本ではありません
数学の天才も料理の天才も最後は真理へ辿り着くのです
目指すところは一緒だ
かたく握手を交わす二人
しかし、刹那
広瀬の姿が滲みました
そして数字に置き換わり最後は消えていったのです
何が起きたのか理解が追いつかず狼狽える岳
しかし次の瞬間には広瀬が別れの挨拶をし踵を返す姿が現れました
岳は自分が見た幻をありのまま海に伝えました
伴って去来した感情「悲哀」
それは以前、孫六に抱いたのと同じ感情でした
まさか広瀬に対しても同じことが起きるとは
海はその謎に対する解を持ち合わせていました
それは圧倒的な孤独
追いかける背中が失われたことで湧き上がってくるのです
海にとっての渋谷がそうであったように
岳は理解しました
人は高みに行けば行くほど孤独になる
孤高に苛まれる
孤高に打ち勝った人間だけが真理の扉に辿り着ける、それが海の持論でした
真理の扉を開けるのは仲間と一緒ではダメなのか
以前そう問うた岳を海は否定しました
その理由について岳は気づき始めました
ダメなのではない。無理なのだ、と
岳に孤高の意味を伝え、海は振り返ります
「K」はお前に任せる
岳は後に語ります
それが海を見た最後の夜だった、と
フェルマーの料理第7話【感想】少しずつ穏やかになる岳
フェルマーの料理7話でした
岳はついに「K」の料理長にされてしまいました
2週間の期間限定という条件の下に引き受けましたが
この約束は果たされないまま海は姿を消してしまうようです
4話の動画では
人件費が年明けから一定なのでその前に海が「K」を去ったと考察しました
しかし、蘭菜も心配していたとおり
つい先日まで高校生だった岳に背負わせて去るなんて流石にないでしょう
と僕も話していたのですが……
まさか7話で去るとは
人件費の謎が最悪の形で解明されてしまいました
岳が海の想像を上回る飛躍的な成長を遂げたことが理由のひとつでしょう
当初は「脇役」を見つけたなんて意地悪く微笑んでいましたが
今や自分と肩を並べるまでの高みに辿り着きつつあり海は率直に喜んでいます
寧々さんも言及していましたが
1話や2話の高圧的で時に冷徹な海はどこへやら
すっかり角が取れてしまいました
岳にかける言葉もストレートで優しくなっています
そして随所で見せる弱さ。儚げな笑み
そのギャップがまたたまらないのですが
しかし、これは死を前に穏やかになるというアレですか?
率直に喜べない気もします
前回の動画に「脳腫瘍などの病気からくる味覚堪能低下の症状ではないか」とコメントをいただきました
いつもご覧いただきありがとうございます
ご明察です。今回海が倒れたこともありその可能性が俄然高くなってきました
奇跡をもう一度、と海が願っていたシーンもありましたが
一度病に伏したものの奇跡的に復帰することができたのでしょう
しかし、その病状は確実に進行しており
その時限がDr.淡島によれば花見の頃までということになります
フェルマーの料理第7話【考察】残った謎と伏線
さて、もう謎はあらかた解決しました
残った謎はこちら
1、岳、豹変の理由
こちらは6話の動画で考察しています
ぜひご覧ください
しかし、この流れだと大体想像できますよね
想像を裏切る展開に期待です!
2、なぜ「K」は経営難に?
「K」は一流のシェフを揃えており、高級食材も惜しみなく使われます
そんな「K」の経営が維持されているのは「出資者」がいるから
現時点ではそれが淡島と渋谷です
二人は海の健康状態を把握しており
いずれ料理の道が閉ざされることを理解しています
海の願いは料理の真理の扉を開くこと。
海自身がそれを為すことができれば良かったのですが
病魔に蝕まれた今、彼はそれを後継者に託す他ありません
海の宿願を叶えるため、渋谷と淡島は「K」に出資し
シェフ育成の環境を作っていたのではないでしょうか?
3話にて海は新たな出資者を探していました
海がいなくなった後、特に渋谷は「K」に出資する意義を失います
そもそも渋谷は海が無理をして料理を続けることを快く思っていません
そして海は「K」が後継者の手に渡っても存続するよう
新たに政治家の武藤魏一から出資の約束を取り付けました
と、ここまでは良かったのですが
2024年の岳は落ち続ける売り上げを前に頭を抱えているんですよね
武藤魏一は出資をやめてしまったのでしょうか?
岳の料理に惚れ込んでいたし、娘の神楽の仲間でもある岳に
そのような仕打ちはしないように思えるのですが……
これでは出資者に申し訳が立たない、と頭を抱えていたのかもしれませんが
そんな単純な話ではないように思えます
フェルマーの料理第7話【ツッコミどころ】岳が鈍感!
今回は残された謎について取り上げました
他にも未解決の謎や伏線があればぜひ教えてください
ああ、それと亜由の訪問シーンですが二人とも問題ありすぎでしたね
岳は「天然」の二文字で片付く気がするのですが
亜由は視聴者にウザがられるんじゃないかとハラハラしちゃいます
そういうところも含めて面白いですけどね
原作漫画の紹介
僕の相方YouTuberのうたまるさんのチャンネルでは原作漫画のフェルマーの料理を取り上げています。
また、ブログでも紹介されています。
多くのおすすめ漫画の中で紹介されているので併せてご覧ください。
それでは、次の記事でお会いできますように。バイバイ!
フェルマーの料理を見るならアラジンXがおすすめ!
当ブログではありとあらゆる映像作品の視聴にホームシアター「アラジンX(旧称:ポップインアラジン)」をおすすめしています。
もちろんU-NEXTも見られるのでフェルマーの料理を100インチの大画面で楽しめますよ。
テレビの買い替えにホームシアターという選択肢も挙がるのが今の世の中。
その魅力に以下の記事で触れてみてください。
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ポップインアラジン2プラスはアラジンX2プラスにリニューアルしました。少しだけアップデートもされています。詳しくは以下の記事をご覧ください。
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