ドラマ｢マイホームヒーロー｣1話の感想、考察。佐々木蔵之介・高橋恭平出演

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もしもあなたの目の前であなたの大切な人を

殺す計画が立てられていたら

やられる前にやりますか？

こんにちは、ほろろです。

ドラマ「マイホームヒーロー」1話と2話を視聴しました。

皆さんにとって一番の見所はどこでしたか？

ミステリーマニアの主人公鳥栖哲雄が繰り出す隠蔽工作？

半グレ組織にいるのが勿体無い！格好良くて頭の切れる間島恭一？

放送ギリギリ？サスペンスフルなストーリー？

うーん、 どこをとってもとにかく全部面白かった！

でも1番印象に残ったのは、歌仙さんの天真爛漫振りっかな？

演じている木村多江さん、役パチっとハマっていたなぁ。

ちょっとネジが外れた母役をやってもらうと頭抜けていますよね。(褒めている)

ということで今回はドラマ「マイホームヒーロー」のレビューです。

マイホームヒーローの概要

はじめに「マイホームヒーロー」の概要をお話しします。

「マイホームヒーロー」は週刊ヤングマガジンで連載中の漫画が原作。

大人向けの雑誌ですね。

ハードな内容も合点がいきます。

ドラマ開始時点、22巻まで既刊。

まだ完結していません。

エピソードのストックはかなりありますね。

全てを実写化するにはかなり時間がかかりそうです。

既に来年の春にドラマの延長上にある映画の公開が決定しており

どんな形で、どこまで実写化するのか楽しみですね。

見逃した方はDisney+で見放題配信されているのでご確認ください。

Disney+ではアニメ版も配信されているので併せてどうぞ。

実はアニメについてはDisney+だけでなく

Amazonプライムビデオ、U-NEXT、FOD、ABEMA、d-アニメストア、hulu、DMM TVでも見放題配信されています。

めっちゃ多い！

ドラマの続きが待てない方はぜひご覧ください。

では、「マイホームヒーロー」1話を振り返っていきましょう。

マイホームヒーロー第1話【ストーリーを振り返り】

佐々木蔵之介さん演じる主人公鳥栖哲雄はしがない中年のサラリーマン。

彼にとって一番の宝物は家族。

妻と娘が何より大事。

娘の零花(演：齋藤飛鳥)は大学生で

父に対し一見冷たい態度をとることもありながら

リスペクトも忘れておらず家族仲はとても良好です。

ある日、哲雄は零花の顔に殴られた痕を見つけます。

そのことについて問うと零花はその話題には触れてほしくないと

拒絶反応を起こし去ってしまいました。

哲雄は不安な思いに捉われます。

誰かに暴力を振るわれたのでは？

哲雄が街を歩いているとチンピラたちに絡まれました。

彼らが偶然にも「れいか」という名前を口に出しているのを聴いた哲雄は

つい目を合わせてしまったのです。

やめてください。どうしてチンピラの皆さんは目が合ったら喜ぶんですか？

目が合っただけで絡んでくるのは貴方達とポケモントレーナーだけですよ。

その場ではタバコを投げつけられただけで済んだものの

哲雄は彼らを追跡します。

しかし、その姿をチンピラたちの仲間に見咎められ

裸に剥かれ、殴られ、情けない姿を写真に撮られてしまいました。

屈辱的な辱めを受けたもののやはり零花のことは心配です。

心配で心配で涙が溢れます。

彼らが口にした「れいか」が人違いであってくれ、と願いながら

彼女が1人暮らしをしているアパートを訪れます。

零花は留守でした。

しかし、そこには零花の他に何者かが生活している痕跡があります。

恋人？

先ほどのチンピラたちの姿が脳裏をよぎり嫌な予感がします。

と、そこに何者かが部屋に入ってきました。

慌ててクローゼットに隠れた哲雄。

そこに現れたのは先ほど目が合ったチンピラの1人でした。

その男こそ事もあろうに娘の交際相手だったのです。

最悪です。見る目がないにも程があります。

後に零花は語ります。

「あんなのでも初めての彼氏だったし」

可愛いんだからもっと選んでほしかった！！

男は電話を始めました。

ところがどこか様子が変です。

怒りのボルテージが一気に上がり、部屋で大暴れを始めました。

そしてはっきり言ったのです。

「あの女殺してやる」

自分との付き合いを他言しないよう言ってあったのに

父親に自分の存在がバレて、挙句先ほど接触してしまったのです。

そこに愛情はありませんでした、

男、麻取延人(内藤秀一郎)の目的はただ一つ。

零花に近づき、その母である歌仙の実家の遺産を強奪する。

バックには半グレ集団がついており、零花との交際は組織犯罪の足がかりだったのです。

ブチ切れ、家財に当たり散らす延人の姿は尋常ではありません。

こんな危険人物が自分たちの人生を脅かそうとしている。

到底受け入れ難い現実に哲雄は震え上がります。

零花に危険を知らせようと携帯電話を手に取りました。

しかし、かけた電話の着信音が鳴ったのはクローゼットの外。

よりによって零花は携帯電話を家に忘れて外出していたのです。

延人は電話をかけてきたのが零花の父とわかった上で電話を取ります。

哲雄は否応なく延人と対峙することになりました。

そして覚悟を決めます。

「僕たちの宝物・・・・・・奪われてたまるか」

延人をクローゼットの近くまで誘き寄せ、不意打ちで金的に掌底を食らわせます。

男性にとって絶対的な急所に渾身の一撃を喰らった延人は床に這いつくばります。

哲雄はクローゼットから飛び出て近くにあった炊飯器を両手で持ち、振りかぶります。

その鈍器は延人の頭蓋に振り下ろされました。

血溜まりに沈む延人。命乞いの時間すら与えられませんでした。

犯行直後、偶然にも歌仙が零花を訪ねてきました、

しかし、居たのは娘ではなく、夫と見知らぬ死体。

この場面、タイミングが違って部屋に入った順番が変わっていたら

より大きな惨事になっていたかもしれませんね。

歌仙は悲鳴をあげますが、夫から事情を聴き即座に事態を飲み込みます。

正当防衛が成立するかもしれませんが、相手は反社会的組織の一員。

司法が許しても、報復は免れない可能性があります。

2人は大切な家族を守るため、「事件の隠蔽」という禁断のカードを切ることにしました。

その頃、組織も零花の家に向かっていました。

延人は感情の制御が利きません。

怒り狂っている延人は放っておくと零花に手をかけかねません。

最終目標は「遺産」であると釘を刺す必要があったのです。

零花の家を訪れたその男の名は間島恭一。

時を同じくして帰宅した零花を見やり、身を隠し様子を伺います。

何かが起きている、直感的に悟った表情をしていました。

帰宅した零花は両親が家にいるのを見て驚きます。

延人と鉢合わせした哲雄は彼に暴力を振るわれ大変な目に遭ったと説明します。

零花は延人との交際をやめることを約束し謝ります。

両親の説得ですぐに実家へ避難することになりました。

その頃、延人だったものは浴槽の中で処理されるその時を待っていました。

哲雄は歌仙と秘密裏にやり取りをします。

「埋めよう」

それに対する歌仙の返信はこちらでした。

「<(｀・ω・´)／」

歌仙さんの切り替えが早過ぎ。マジサイコ。

零花が母と一緒に部屋を出たのを確認し、恭一はピッキングを行い侵入を試みます。

彼は部屋に哲雄がいることを知りません。

そして、哲雄もまたガチャガチャと音を立てる錠前を見て青ざめていました。

恭一と哲雄、このサスペンスフルな物語における2人のキーマンが邂逅します。

映画を見るのにドラマは不可欠？

マイホームヒーロー第1話【今後の見所】

さて、「マイホームヒーロー」1話を振り返りましたが、ここからは今後の見所を解説していきましょう。

1、鳥栖哲雄の殺人に対するスタンス

主人公鳥栖哲雄は趣味でたくさんのミステリー小説を書いています。

その知識をフル稼働させることで彼は自身の殺人を全身全霊で隠蔽します。

彼の行動原理は全て「家族を守る」

この一点に集約されます。

自分の家族に危害を加える存在がそこにいたとして

やられる前にやる。

これを実践できるでしょうか？

あなたはどうですか？

僕は、やるかも。(え？)

今クールはドラマ「相棒」も放送されていますが

主人公の杉下右京は絶対正義の人。

時にその正義感が行き過ぎていると批判されることもあります。

それでも右京さんはブレません。

どんな事情があったとしても罪を犯した人間には法の裁きを受けさせる。

それが右京の警察官としての信条なんです。

哲雄の取った選択は、人によっては

それが赤の他人であろうと絶対に認めることのできない行動です。

哲雄自身もこの行動の選択が100%の正解と思ってはいないし

後悔しながら己の人生と向き合って戦っていきます。

「家族を守るためなら殺人も犯す」

これを是としながら進んでいく作品は珍しいように思います。

一度は犯罪行為に染まってしまったその両手。

覆ってしまった価値観。

このまま追い詰められていくと

否応なく再びその手が凶器を

掴む日もそう遠くないかもしれません。

鳥栖哲雄はどこまで堕ちてしまうのでしょう？

2、延人のほろほろ角煮のポイント

頭をかち割られその命を奪われた延人。

殺されても仕方ない、と言い切ってしまうと

この動画が炎上してしまうかもしれませんが

でもまあ、そう思われても仕方ないほどの極悪人でした。

2話では哲雄がこの死体をバレないように

最良の方法で処理することになります。

その方法とは「煮る」。

浴室を理科の実験室化させ

IHヒーターと熱効率に優れる銅板を使って浴槽を鍋にしました。

そこで死体を煮ることで脂が溶け出し処理しやすくなるんですね。

出来上がった延人の角煮は細切れにしてトイレに流しました。

トイレ詰まったらゲームオーバーだよね？

前回フェルマーの料理の動画では

ドラマ内で生まれた理想のナポリタンを再現しようと試みましたが失敗。

そこで今回はリベンジ！

どん！(※豚肉です)

この後、ほろろが美味しくいただきました。

注目の登場人物！間島恭一、麻取義辰、鳥栖歌仙

主人公鳥栖哲雄はそのミステリーへの造詣の深さでキャラクターが立っていますが

本作には他にも注目の登場人物が登場します。

1、間島恭一

延人の失踪に鳥栖家の人々が一枚噛んでいることを察し、追跡者となる恭一。

演じるのは、なにわ男子の高橋恭平さん。

不祥事に揺れるスマイルアップ所属の俳優ということで

ドラマの制作発表で壇上にいるのに

名前を呼ばれないという憂き目にも遭いました。

逆境ですが役にハマっていると思うので応援しています！

恭一は鳥栖家と敵対する立場。

・・・・・・のはずなのですが

実は作品内でも一、二を争う人気キャラ。

組織の一員として哲雄を追い詰める悪人には違いないのですが

その勘の鋭さや知性が際立っており不思議な魅力があるんですよね。

また哲雄との関係にも注目です。

ネタバレになるので詳しくは言えませんが、筆舌に尽くしがたい関係に発展していきます。(絶対見てほしい！)

2、麻取義辰

哲雄が殺めた延人の父。

演じるのは吉田栄作さん。

かつて演じた壮年期のアカギが渋くて格好良く、以来ファンなのですが

今回は気持ち悪くも恐ろしい底知れないキャラクター。

そのルックスも正直なところ気持ち悪いのですが

あれ？動いていて話しているのを見るとやっぱり格好いいな・・・・・・。(スタイルがいい)

職業は弁護士ですが、

恭一や延人が属する組織に協力して詐欺を行う悪人です。

彼の存在は組織の屋台骨となっており

組織も彼の機嫌を損ねないよう丁重に扱っている描写があります。

性格に難があり扱い難い息子の延人ですが

義辰の肉親ということでその暴走に目を瞑ってもらえているようです。

息子に対する愛情は異常。

延人は少なくとも2件の殺人に関与していますが

それを咎めることもなく、とにかく溺愛しています。

奇しくも、哲雄の家族への愛情もある種の異常なので

立ち位置は違えど思想に似通った部分があります。

ある時、たまたま哲雄と義辰はバーで酒席を共にするのですが・・・・・・。

3、鳥栖歌仙

哲雄の妻。本作のヒロイン(？)。

哲雄の犯罪行為を全面的にサポート。

殺人の隠蔽という決断を後押ししたのは他でもない歌仙さんです。

1話のラストでは哲雄が勇気を振り絞って決心した「埋める」という

決意表明に「<(｀・ω・´)／」で返信しました。

その自由過ぎる発想と行動はクレイジーの一言に尽きます。

演じるのは木村多江さん。

ぶっ飛んだ母親役といえば

「あなたの番です」も記憶に新しいですね。

漫画の24話、アニメの6話では「歌仙流おもてなし」

というタイトルのエピソードが登場。

歌仙さんの予想だにしない斜め上の行動で

哲雄が追い詰められます。(え、哲雄が？)

絶対ドラマ版でも放送されるエピソードなので膝を揃えて待ちましょう。

マイホームヒーロー第1話【まとめ】

ここまでご視聴いただきありがとうございました。

今回はドラマ「マイホームヒーロー」の見どころをまとめました。

1話と2話が連続して放送されましたが

今回エピソードの振り返りをしたのは1話のみです。

それにしても「これ本当に30分のドラマでいいの？」という密度の濃さでした。

今更ですが皆さんドラマの予告はご覧になりましたか？

劇場版と見紛う作りになっていて製作陣の本気を感じます。

今後の展開も期待できます。

特に哲雄と恭一の歪な関係は必見。