ドラマ｢マイホームヒーロー｣4話の感想、考察。佐々木蔵之介・高橋恭平出演

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こんにちは、ほろろです。

マイホームヒーロー４話を視聴しました。

今回から哲雄と恭一が行動を共にすることになりました。

サラリーマンの哲雄と半グレ集団の構成員の恭一。

このふたりがバディを組んで実在しない殺人犯を追う

まさかこんな展開になるとは思ってもいませんでした。

ところで恭一って原作の設定では20歳なんですよね。

女子大生の娘がいる哲雄。

親子と間違われてもおかしくない年齢差です。

立ち位置も世代も違い過ぎるふたり。

はたしてうまくやっていけるのでしょうか？

マイホームヒーロー第4話【ストーリーを振り返り】

哲雄の「延人の行方を二人で見つけましょう」という提案に乗ることにした恭一。

なぜか。

一時は哲雄に延人◯害の罪を被せてこの難局を乗り切ろうと謀った恭一でしたが

人ひとりをこの世から消すというのは大変なことです。

社会に属する人間に罪を被せて◯害し隠し通すのは時間もお金も労力も膨大にかかります。

組織にもただならぬ影響が及ぶことでしょう。

やっとの思いで後処理を終えた後で

万が一延人が生きて現れるなんてミスを犯したら恭一の立場はありません。

たった一つのミスが生死に直結する裏社会。

哲雄に向けた銃の引き金はあまりにも重た過ぎました。

そして、ここにサラリーマンと半グレの異色のコンビが誕生したのです。

もちろん二人の間に「信用」の2文字はありません。

哲雄は人ひとり◯しておいてしらばっくれています。

恭一は哲雄が延人失踪に関わっている疑いを解いていません。

これは形だけのバディ。

お互いが協力する振りをしながら、隙あらば相手の喉元を狙っているのです。

協力体制を敷く前に恭一は哲雄のスマホを取り上げます。

手際よくデータをコピーし、電話には必ず出るよう強要します。

電話に出なければ家族全員を◯すそうです。

・・・・・・哲雄と組むことになった経緯を忘れてしまったんでしょうか。

イキった中学生じゃないんだから◯すの連呼はダサいですよ。

家では解放された歌仙さんが待っていました。

ラップフィルム拷問に耐え、恭一の仲間相手に口八丁で生き延びました。

しかし、もうこれ以上は家族を巻き込めない、と哲雄は決意を改めます。

大丈夫！

哲雄には新しい仲間がいるのです。

間島恭一くんでーす。

でも、金曜日までに見つからなかったら◯すと言われていまーす。

哲雄は家族が生き残るための歩法はただ一つ。

証拠をでっち上げ麻取延人が生きていると偽装する

自分以外の全てを欺く哲雄の新たな戦いが始まります。

二人は延人の手がかりを求め彼をよく知る人物の元に向かいます。

負わされた怪我は赤い帽子で隠しました。

辿り着いた先はキャバクラでした。

そこには延人の交際相手響がいるのです。

響はキャバ嬢ですが延人とは本気の交際をしています。

あれ？延人って零花と付き合っていたのでは？

哲雄は疑問を抱きます。

延人にとって零花はあくまで金蔓のターゲット。

本当に付き合っていた相手が他にいたのです。

そして、響も自分の立場を理解し、零花の存在を認識していました。

響は二股をかけられていたことになりますが気にしている素振りはありません。

「二股をかけられて恨んでいたでのは？」と延人失踪の疑惑をかけてみますが

箸にも棒にもかかりませんでした。(そりゃそうだ)

恭一も響が関係しているとは考えておらず無反応です。

響はかつて延人が零花について話をしていた内容を教えてくれます。

・・・・・・絶対に父親としては聴きたくない話でした。

堪らなくなりトイレに駆け込む延人。

恭一が「余計なことを喋りすぎだ」と釘を刺します。

同情からくるセリフだといいのですが。

哲雄はトイレで怒りをぶちまけていました。

「ブッ◯してやる」

◯人に対する心理的ハードルが膝下まで下がっています。

ところで怒っている相手は延人なので既にその願いは叶えられています。

その言葉を思い浮かべた時にはもう既に終わっている。

ギャングの美学ですねぇ。(ジョジョの奇妙な冒険第５部)

響も相手が零花の父親だとは思っていないので悪気はありませんでした。

「大丈夫？」とトイレから出てきた哲雄にハンカチを差し出します。

そして、哲雄と二人で話をしたい、と連れ出します。

胡乱げな眼差しで恭一は二人を見送りました。

信用していない哲雄が何か秘密裏に話をしようとしている。

その話を聞き逃すわけにはいきません。

イヤホンを取り出し耳に装着します。

哲雄に盗聴器を仕掛けていたのです。

響は哲雄に謝罪をします。

今更ながら彼が零花の父であることに気づいたのです。

なぜ気づけたのかというと延人の失踪に関わった人物として

組織の連中が見せた写真の中に哲雄が映っていたためでした。

哲雄は恭一にしたのと同じ説明を響にもします。

盗聴をしている恭一にも筋が通るので疑いを強められることもありません。

そう、哲雄は盗聴されていることに気づいていました。

またも盗聴器を逆に利用したんですね。

この辺りの機転はさすがです。

話の内容が延人と響のプライベートな関係に及びそうになったところで

するとそこで哲雄は盗聴器を切りました。

何もそこまで恭一に聴かせる必要はありません。

というのは建前。

万全の状態で聴き込みを始めます。

盗聴器を切るという行動は恭一に絶対に気づかれますし

なかなか度胸が必要ですがよく判断しました。

響は心の底から延人を愛していました。

え、あの延人を？

僕には全く理解のできない恋愛観です。

５股していたこともあったし、零花も夢中になっていたし。

あれ、これ僕がおかしいのかな？

そんな響に哲雄は延人が組織に追われている可能性がある、と出鱈目を吹き込みます。

自分なら延人を助けられるかもしれない

愛する延人の失踪に心を痛めていた響。

そんな彼女の心の隙にするりと入り込み、自分は協力者であることを強調します。

ところでキャバクラではキャバ嬢と客が向かい合う形ではなく隣同士に座る形になっています。

物理的に視線が近くなるので心理的にも気持ちが近くなりやすいのです。(お付き合いしたい相手に使ってみよう！)

この座る位置が今回の哲雄にとってのアドバンテージになりました。

響は完全に心を開き、延人の秘密を明かします。

実は俺、組織の金を盗んだんだ

バレたら殺される

延人には組織に追われるだけの十分な理由があった

これは哲雄にとって願ってもない状況です。

金に手をつけた当時の延人の協力者のSNSアカウントを聴き出すことに成功しました。

席に戻った哲雄に恭一は何か聞き出せたかを問います。

当然のようにしらばっくれる哲雄。

恭一にとっては何の収穫もない時間でした。

そこに組織の武田が現れます。

何やら恭一にやらせたい仕事があるようです。

それは麻薬の取引でした。

普通なら末端の人間がするようなリスキーな仕事です。

これを恭一にさせる、というのはペナルティの意味合いを含んでいるようです。

前回、哲雄に固執する恭一の単独行動は窪にもドヤされていました。

取引場所に到着したふたり。

……なぜさも当然であるかのように哲雄も同行しているのでしょう。

お前にこだわったせいで制裁を受けた。一緒に来い。

え！？僕行く必要あります！？

というやり取りが裏であったのでしょうか？

絶対嫌なんですけどー。

しかも、取引に使うブツは偽物です。

相手にバレれば◯されます。

もちろん逃げたら組織に◯されます。

逃げなくてもトカゲの尻尾切りで生かされない可能性もあります。

生存確率は25%。

逃げ出そうとする哲雄でしたが(遅い)

そこで恭一が盗聴器にいつ気づいたか尋ねます。

盗聴器は哲雄のスマホにアプリとして仕込まれていました。

哲雄はスマホがいつもより熱を持っていて

バッテリーの消耗が早くなっていることからその存在を察知していたのです。

恭一がデータをコピーするように見せかけて仕込んだのも見抜いていました。

いつでも電話に出られるよう強要したのはスマホの電源を切らせないためでした。

ニヤリとしちゃいます。僕ミステリーファンなので

仕掛けたトリックを言い当てて嬉しそうに語る哲雄。

そんな悠長にしている場面じゃないよ！

恭一はフッと笑い確信を持って断定します。

鳥栖哲雄、お前が延人を◯したんだろう？

そりゃそうなります。

盗聴器を見破る能力に長けているミステリーファン。

歌仙と一緒に盗聴器の前で行った寸劇も

全て謀りだったと露呈したも同然です。

人間って好きなことを語る時に隙を見せやすいんですね。

僕も気をつけなければ。

思わず綻びを見せた哲雄。

咄嗟のことに何も言えず真顔で恭一を見つめ返しているうちに取引相手が現れました。

あーあ、完全に逃げるタイミングを失った。

良かったね、恭一。これで一人じゃないぞ！

取引相手は外国人。

ブツと金を交換し立ち去ろうとする二人に

Wait！(待て！)

カチリと撃鉄が起きる音がします。

……あっさりバレました。

組織、適当過ぎない！？

慌てふためく哲雄。

なぜかその銃口は無関係であるはずの哲雄に向けられました。

What’s happened！？(何が起こったんですか！？)

スルリと口から飛び出る英会話。

It’s fake！(これは偽物だ！)

丁寧に答えてくれましたが、続け様に死刑宣告されます。

Kill you！(死ね！)

Oh my God！(なんてこった！)

シリアスな笑いというやつでしょうか。

文字起こしして笑えてきました。(本動画は台本を元に喋っています)

佐々木蔵之介さんの演技もこれ笑かしにきていますよね？

今にもキルされそうになり「ノーサンキュゥゥゥ！」と絶叫します。

ちなみに「No thank you.」は勧誘や申し出に対して感謝の意を込めて断る英文です。

英会話が乱れた哲雄を救ったのは恭一でした。

拳銃を奪い、相手チームのうちの一人を人質に取ります。

そして、哲雄に逃亡の意思を目配せで伝え威嚇射撃。

途端に踵を返して走り始めます。

もちろん相手も黙ってはいません。

威嚇ではない本気の射撃が二人を追い立てます。

逃亡の最中、突如恭一が立ち止まります。

一発の凶弾が恭一の腹に致命的な一撃を与えていました。

哲雄には二つに選択肢が与えられました。

１、ラッキー！鬱陶しく自分をつけ狙うチンピラを見捨てて逃げるぞ！これで家族を守れるぞ！

２、娘と同世代の若者を置いて逃げるなんて大人として有り得ない。特に何もできないけど僕は残るぞ！

うーん、これは１ですね。

かくして恭一は始末され、哲雄の疑いは晴れました。

鳥栖家をつけ狙う者はもういません。

哲雄はやってのけたのです。

お父さんは我が家のヒーロー。

マイホームヒーローとなったのです。

第一部、完！

とはなりませんでした。

恭一を助けに戻った哲雄は彼の腕を自分の肩にまわし一緒に逃げようとします。

そう、先ほど恭一は哲雄を助けてくれたのです。

彼らはバディなのです。

お互いに見捨てることなんてできるはずもありません。

実際は哲雄が殺されたらいざという時に

罪を擦り付ける相手がいなくなって困るからという

まるで庇う余地のない理由で助けているのですが。

しかし、恭一は自分はもう助からないほどの

傷を負っていることを哲雄に打ち明けます。

今際の際、彼は本当の目的を打ち明けました。

「店を取り戻したかった。死んだ親父に代わって」

恭一も好きで半グレ集団の構成員をやっているわけではなかったのです。

社会からはみ出し、自分を追いつめているこの男も

立場や状況が違えば違う生き方をしていたのかもしれない。

どこにでもいそうな若者のひとりだったのかもしれない。

思わず言葉を失う哲雄のこめかみに冷たい金属が触れます。

It’s GAME OVER.(終わりだ)

観念した哲雄は瞼を閉じます。

響く銃声。飛び散る血飛沫。

しかし、哲雄はまだ働いている五感に疑念を抱きながらそろりと瞼を開きます。

ヘッドライトに照らされ青く煙る硝煙の向こうで男がこちらに銃口を向けていました。

襲撃者を撃ち抜き哲雄と恭一を救ったその男は

よう、恭一

と挨拶をするように声をかけました。

その声が哲雄の耳に届いたこと。

それが彼がまだ生きている証となりました。

マイホームヒーロー第4話【感想】

というわけでマイホームヒーローの第4話でした。

最後に哲雄と恭一を救った男は窪。

恭一のボスですね。

前回、一般人に手を出すことがいかにリスキーであるかを説き

恭一に対し怒りを露わにしていた窪。

今回、恭一にペナルティを与えたのは彼だと推察されますが

その窮地を救ったのもまた彼でした。

実際恭一はまだ若く頭も切れますからトカゲの尻尾切りとして

見捨ててしまうのは非常にもったいない人材です。

最初から見捨てるつもりなどなく、戒めのつもりだったのでしょう。

とはいえかなりギリギリの綱渡りでしたから

最悪死んだっていいと思っていたのかもしれませんが。

この辺りの割り切りの良さはやはり反社会的な組織ですね。

それにしたってこんなにすぐバレる偽物を

手配するなんて大丈夫ですか、この組織！？

リスクマネージメントがしっかりしている窪さん何か思うことないんですか！？

さて、サスペンスフルな展開が全開で来週も楽しみですね！