当ブログではマイホームヒーローの映画に関して複数の記事を取り扱っています。
ご自身の需要に合う記事をご選択ください。
本記事の内容はYouTubeでも紹介しています。毎クールドラマを取り上げているのでぜひチャンネル登録をよろしくお願い申します。
こんにちは、ほろろです。
映画マイホームヒーローを見てきました！
一切妥協のないスリリングな展開の連続。
全く中弛みなく駆け抜けました。
ほろろ正直、すごく面白かったです。
ただ、細かい点で気になっているところがある方もおられるかもしれません。
原作の漫画を全部読んだ僕ほろろが本動画の後半で解説しているのでスッキリしていってください。
そうそう、原作を読んでいる人は思わずニヤリとしてしまう演出も随所に散りばめられていました。
あなたが気づいた仕掛けがあったらぜひコメントしてください。
本記事では2024年3月8日公開の映画マイホームヒーローのネタバレありの感想をお送りします。
映画化に際して気になるポイントを取り上げています。
キャラ毎に原作漫画との違いにも言及。
併せてご覧いただけるとより楽しめるはずです。
なお、原作漫画のネタバレになる要素は含めないようにしています。
安心してご覧ください。
始めに少し自己紹介を。
ドラマ｢マイホームヒーロー｣が放送されていた去年の秋、放送に合わせて毎週解説の動画をアップロードしていました。
僕ほろろはドラマ解説のYouTuber。
毎週ハラハラドキドキ楽しませてもらって、漫画も全巻買って読んでいます。
過去のドラマの解説や感想は再生リストにまとめているので併せてご覧ください。
めちゃめちゃ掘り下げて解説しています！
それでは、早速映画の感想・解説・考察、そして漫画原作との比較を行っていきましょう！
映画マイホームヒーロー気になったポイント
今回の動画では僕が気になった7つのポイントに分けています。
共感していただいたり、｢それは違うんじゃないか｣という別の解釈があったらぜひ教えてください。
やっぱり原作に忠実！安心の実写化。
ドラマ版もそうでしたが、映画も原作をベースに丁寧に作られていました。
ドラマは第一部を丸ごと実写化。
映画は第二部の序盤、即ちコミックス10巻の途中までと第三部18巻以降をミックスして実写化していました。
本日3月8日時点の最新刊は23巻ですが
そこに含まれる展開も一部反映されています。
ギリギリまで脚本が練られていたのかもしれませんね。
ポチップ
間野会の捜索能力が低過ぎる？
本作において個人的に一番腑に落ちない点がこちら。
義辰が行方不明になったのは7年前です。
こんなに10億円に必死になっている志野でしたが
その間、鳥栖家には全く手を出してきませんでした。
志野が哲雄のことを元容疑者だと知らなかった点も不思議です。
ほろろ誰か志野に報告してあげて
ドラマで鳥栖家の財産を狙って零花に近づいたことも忘れてしまっているようです。
更に言えば麻取親子殺害の容疑の本命である間島恭一を見つけ出すことすらできていません。
間野会の拠点にはハイテクな設備が揃っているシーンがドラマで取り上げられておりちょっと不自然な気がします。
刑事とは言え、安元はたった一人で見つけていますからね？
ほろろシャボン玉で遊んでいたんでしょうか？
原作漫画ではこの7年間にしっかり理由付けされています。
特に鳥栖家の財産は引き続き狙われており、それが第二部ファンの間で村編と呼ばれるエピソードに繋がっていきます。
まとめると
実写ではただ7年間義辰遺体が見つからなかったということだけが間野会が鳥栖家を脅かさなかった理由になっています。
2時間の尺に収めたことで間野会の無能さが露呈してしまいました。
ほろろうーん、惜しいです！
安元が渋い！
今回新たに登場した第三勢力の警察。
中でも安元は作中屈指の頭のキレる刑事でした。
映画ではあっという間に哲雄の罪を暴き立てましたが
原作漫画ではもっとロジカルに、そして時に違法な手段を使って哲雄に肉薄してきます。
その捜査手法は横暴ながらすぐに逮捕には踏み切らず
哲雄が救われるような声掛けをして自首までの花道を作ったのは有能過ぎます。
とは言え哲雄が零花に自分の罪を打ち明けようとする時の葛藤は辛かったですね。
今にも全てが明るみになる、そのタイミングで安元は殺されてしまいました。
ほろろ海外ドラマ顔負けの驚きの展開に度肝を抜かれた方も多かったのではないでしょうか？
話の展開上、主人公の哲雄が戦い続けるのは当然とは言え
まさか安元が殺されてしまうとは思っていなかったので僕も驚きました。
安元の退場により、哲雄は強引に戦場のど真ん中に引き摺り出されます。
この一連の流れは原作漫画でより濃く描かれています。
緊張感が凄まじく、アドレナリン垂れ流しながら夢中で読み耽りました。
安元が登場するのは6巻から10巻。
凄くお勧めです。
ポチップ
殺人狂窪のカリスマ性
ネタバレなしの動画でもお話ししましたが、
実は窪は半グレの構成員というより
殺し屋としての属性が強い登場人物です。
10億円の行方を求めて行動していましたが
そもそも金そのものにはあまり興味がないのです。
映画では哲雄に礼を言う場面がありました。
あれは自分の殺人願望を存分に発散できる場を用意してくれたことに対する感謝でした。
犯罪の痕跡を残さないよう派手な行動を慎む間野会ですから
普段は今回のようにに多くの人間を虐殺できるシーンなどなかったのでしょう。
このように窪も原作準拠のキャラクターになっているのですが
如何せん｢10億円｣と口にしながら哲雄を追い回している印象が強く残ったように思えます。
小物感のある中ボスに落ち着いてしまったのは少し残念。
ほろろ窪が志野に成り代わってラスボスになるなんて展開でも面白かったかもしれません。
これらのシーンは原作漫画の第二部からインスパイアされています。
原作漫画の窪はもっとスタイリッシュで悪のカリスマ性に満ち溢れる人物としての描写に成功しており、読者は窪ファンになってもおかしくないほどの格好良さです。
12巻〜17巻では窪の殺人狂としての本質をまざまざと見ることができます。
怖い。けど、目が離せません。
ポチップ
ダークヒーロー恭一
お待たせしました。
皆大好き恭一が帰ってきました。
7年越しに哲雄への恨みを晴らすのかと思いきや
鳥栖親子に手を貸してくれました。
志野に手を貸すと見せかけて手酷く裏切ります。
哲雄は恭一が自分を恨んでいるからこそ志野を道連れにする計画に手を貸すと踏んでいました。
唯一の誤算は恭一が哲雄を赦していたことでしょう。
零花が間に合う可能性に一縷の望みを賭け
自分は哲雄の家族を救いに向かうなんて渋過ぎます。
ほろろとにかく格好良かった。
今回の恭一の行動の動機については平穏な生活を望んでいたからなのでしょう。
ドラマでは強者こそ正義という哲学を掲げていましたが
弱者たる哲雄に敗北しそれが人生観を変えるに至っていたと思われます。
間野会に関わるのはもう懲り懲りでしょうし、真っ当な形で親孝行もしたかったはずです。
但し、本来であれば7年前に数々の犯罪を犯した恭一は逮捕されてもおかしくありません。
今の恭一なら映画のその後に出頭したかもしれませんね。
原作では7年の間に刑期を終え、母と一緒に食堂を切り盛りしています。
そこへ零花がやってきて哲雄の真実を知りたがります。
その後、零花とバディを組み、事件に巻き込まれていくという流れ。
7年が経ち、組む相手は哲雄から零花へ。
この熱い展開は最新刊23巻でも現在進行形で続いています。
そして23巻のラスト、恭一と零花は哲雄の衝撃的な所業を目にし愕然とします。
恭一が零花と組んで行動を始めるのは19巻から。
映画を観た人にぜひ読んでほしい！
ポチップ
全然違うキャラクター志野寛治
志野は頭のネジが外れた異常性の目立つキャラクターでした。
津田健次郎さんの演技が堂に入っていて迫力がありましたね。
ただ、先に述べたようにネジが外れたついでに正常な判断力を失っていたのは惜しいところ。
ほろろ7年間何してたん
僕には映画における悪役は命乞いや後悔をしながら散ってほしいという個人的な嗜好があります。
志野が｢助けてくれ｣と零花に泣きついたのは最高でした。
さて、そんなラスボスの志野ですが、原作ではもっとクレバーなキャラクター。
後先のことをしっかり考えて、仲間の命を何よりも重んじます。
映画版志野が窪の死に嘆き、怒りの炎を燃やしていたのはこの設定があったから。
だけど、序盤では部下をいたぶって殺していたのでやはり育った環境が違うようです。
仲間を重んじる志野がどうして道を踏み外したのかは22巻で語られています。
ポチップ
最後の敵は、最愛の娘。
↑は本作のキャッチコピー。
さて、本当に最愛の娘は敵となったのでしょうか？
僕の解釈はNo。
確かに零花は哲雄を逮捕しようとしますが
全てが終わった後、哲雄は娘に手錠をかけてもらうことを望みます。
それが哲雄にとっての赦しでした。
ほろろ零花にとっては辛い選択でしたね
そもそも7年前の事件は零花が巻き込まれたことがきっかけです。
零花の過失ではないにせよ、父が自分を守るために犯罪に手を染め苦しみ続けたという結果は変わりません。
でも、このまま哲雄を見逃せば殺人者としての苦しい想いを引きずり続けることになります。
父に法の裁きを受けさせることが彼が自由になれる唯一の方法と理解したのでしょう。
哲雄は刑務所に収容されました。
一体どれくらいの刑期なのでしょうか。
ほろろ早く家族の待つ家に帰れるといいですね。
ところで、本当であれば歌仙さんも逮捕されます。
これは原作漫画でも明言されています。
家族が引き裂かれるーー
それに対する恐れが哲雄のある行動に繋がっているのですがそれについては最新の23巻をお読みください。
ポチップ
ネタバレ。哲雄のある行動って？
自分も歌仙も逮捕されると家族はバラバラになってしまいます。
それを恐れた哲雄は夜な夜な歌仙との繋がりを求めました。
第二部の事件で更なる殺人を重ねて精神的に追い詰められたことも原因になっています。
結果的に明が誕生し、第三部に繋がっていきます。
マイホームヒーロー、漫画も読んでみませんか？
さて、これにてマイホームヒーローの実写シリーズは終わりとなります。
今回はワーナーブラザーズ様に試写会に招待いただいので映画公開当日にこの記事を公開することができました。
ほろろありがとうございました。
原作漫画はまだ完結していないのでまだまだ楽しめますね。
映画とは違う結末を迎えるのでしょうか？
哲雄が逮捕される
これ以上に救いのあるラストは有り得るのでしょうか？
今後も楽しみです。
ここまで見ていただいたあなたはきっと原作の漫画を読みたくなっているはず。
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ポチップ
ほろろぜひ手に取ってみてください。
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それではここまでご覧いただきありがとうございました。
また次の記事でもお会いできますように。
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当ブログではありとあらゆる映像作品の視聴にホームシアター「アラジンX(旧称：ポップインアラジン)」をおすすめしています。
もちろんDisney+も見られるのでマイホームヒーローを100インチの大画面で楽しめますよ。
テレビの買い替えにホームシアターという選択肢も挙がるのが今の世の中。
その魅力に以下の記事で触れてみてください。
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